コーヒーの酸味が苦手な人のための選び方と淹れ方

コーヒーの淹れ方

「コーヒーは好きだけど、酸味が強いと飲めない…」という声、意外と多いです。 酸味はコーヒーの個性の一つですが、好みに合わなければ楽しめません。安心してください。 豆の選び方と淹れ方を少し工夫するだけで、酸味がぐっと抑えられ、まろやかで飲みやすい一杯にできます。この記事では初心者にもわかりやすく、実践しやすいポイントを丁寧に解説します。

酸味が強く感じる原因をまず理解しよう

酸味を「酸っぱい」と感じる原因は主に次の4つです。順にチェックすると、どの要素を変えればよいか分かります。

  • 焙煎度(ロースト):浅煎りほど酸味が残りやすい。
  • 産地(品種):エチオピアやケニアはフルーティーで酸味が目立つ傾向。
  • 淹れ方(温度・抽出時間・挽き目):低温・粗挽き・短時間は酸味が強く出やすい。
  • 水(硬度):硬水は味を引き締め、酸味が際立つ場合がある。

どれが当てはまるか分からない場合は、まず「焙煎度」と「淹れ方」から変えてみると効果が出やすいです。

選び方編:酸味が苦手ならまずこれを選ぶ

1) 焙煎度は「中深煎り〜深煎り」を選ぶ

酸味が苦手なら、まず中深煎り(シティ〜フルシティ)以上、できればフレンチ〜イタリアンの深煎りを選びましょう。 深く焙煎するほど酸味は抑えられ、苦味とコクが前に出ます。ミルク(カフェオレ等)との相性も良いです。

2) 産地は「ブラジル・コロンビア・インドネシア」系を狙う

産地による特徴を押さえると失敗が少ないです。酸味が少ない代表的な産地は:

  • ブラジル:ナッツやチョコのような香ばしさ、酸味控えめ。
  • コロンビア:バランス良く飲みやすい。
  • インドネシア(マンデリン等):重厚で深いコク、酸味が少ない。

初めはこれらを中心に試すと「酸っぱさ」から遠ざかれます。

3) ブレンドを活用する

「単一産地(シングルオリジン)」は個性が強いことがあります。酸味が苦手なら深煎り中心のブレンドを選ぶと安定して飲みやすいです。

淹れ方編:家庭ですぐできる酸味抑制テクニック

淹れ方で酸味をコントロールするのは即効性が高くおすすめです。以下を順に試してみてください。

1) お湯の温度は「90〜95℃」に設定

低めの温度(80〜85℃)は酸味が出やすいため、酸味を抑えたい時はやや高めの90〜95℃で淹れます。沸騰→10〜30秒置くとおおむねこの温度帯になります。

2) 挽き目は「中細〜中挽き」がおすすめ

粗すぎる挽き目は酸味が目立ちやすいです。ペーパードリップでは中細〜中挽きが基本。既に挽いてある粉を使う場合は、少し細かめに頼める店なら調整してもらいましょう。

3) 蒸らしは「しっかり30秒」

蒸らしを短くすると香りや味の抽出が不安定になり、酸味が強調されることがあります。30秒ほど蒸らしてガスを抜き、粉にお湯が行き渡るようにしましょう。

4) 注ぎ方は「ゆっくり丁寧に、後半を少し早めに」

抽出の基本はゆっくり注ぐことですが、酸味が気になる場合は次の流れが有効です。
・蒸らし後は中心にゆっくり注いでコクを出す→後半はやや速めに流すことで酸味を抑える。

5) 最後の一滴は落とし切らない

ドリッパーの最後の部分には雑味や過抽出の要素が出やすいので、液面が少し残るうちにドリッパーを外すとクリアで酸味控えめになります。

器具・素材の選び方も効果あり

ペーパーフィルターを使う

金属フィルターはオイル分や微粒子を通すため、ボディ感が出ますが、場合によっては酸味が際立つことがあります。酸味が苦手なら紙フィルター(ペーパードリップ)でスッキリ仕上げるのが安全です。

水は「軟水」推奨

硬水だと成分の抽出バランスが変わり、酸味が強調されることがあります。家庭の水が硬めに感じる場合は、浄水や軟水ミネラルウォーターを試してみてください。

味の微調整:応用テクニック

ミルクを足してカフェオレにする

どうしてもホットで飲みたいけど酸味が気になる時は、ミルクを加えてカフェオレにすると酸味が和らぎ、コクが出て飲みやすくなります。比率はコーヒー:ミルク=1:1〜1:2が目安。

ブレンドで補う

古い粉や酸味が気になる豆は、別の新鮮な深煎り豆とブレンドすると味がまとめやすくなります。家庭でも気軽に試せる方法です。

よくある失敗と対処法(Q&A)

Q:深煎りにしたら苦くなりすぎた。どうする?

A:抽出温度を少し下げる(→90℃前後)か、抽出時間を短めにする、または少量ミルクを加えると苦味は和らぎます。

Q:同じ豆なのに酸味が日により違うのはなぜ?

A:焙煎日や保管状態、気温や抽出時の温度差が影響します。新鮮さや保存方法を見直すと安定します。

まとめ:あなたに合う“酸味控えめの一杯”を見つけよう

酸味が苦手なら、まずは

  • 深煎りや酸味の少ない産地を選ぶ(ブラジル・コロンビア・インドネシア)
  • お湯は90〜95℃、挽き目は中細〜中挽きで、蒸らしはしっかり30秒
  • 紙フィルターと軟水を使う
  • 必要ならミルクやブレンドで味を調整する

この組み合わせで、多くの人は「酸味が気にならない」「むしろ飲みやすい」と感じられます。いくつかのポイントを少しずつ試して、自分だけの“ちょうどいい一杯”を見つけてください。コーヒーは自由です—あなたの嗜好に合わせて楽しみましょう。

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