こんにちは、amateur coffeeのYu-kiです。
毎朝、おうちでコーヒーを淹れている方も多いと思いますが、こんなことを感じたことはありませんか?
- 「お店の味とちょっと違う…」
- 「同じ豆なのに、日によって味が変わる」
- 「おいしく淹れるコツがいまいち分からない」
実はその原因、「淹れる前の準備」にあるかもしれません。
コーヒーは、抽出の技術よりも“準備”を整えることで味が大きく変わります。
今回は、初心者でもすぐ実践できる「淹れる前に見直したい3つのポイント」を紹介します。
これを意識するだけで、おうちコーヒーが一気においしくなりますよ。
① コーヒー豆の「鮮度」を大事にしよう
まずチェックしたいのは、豆の鮮度です。
実はコーヒー豆も生鮮食品と同じで、時間が経つと風味がどんどん落ちていきます。
焙煎から2〜4週間が“おいしさのピーク”
焙煎したての豆はガスが多く、味が安定しませんが、2〜3日経つと香りが落ち着き、約2〜4週間がもっともおいしい時期です。
つまり、スーパーで長く置かれている豆よりも、焙煎日が明記された豆を選ぶのがポイント。
保存方法にもコツがある
- 直射日光と湿気を避ける
- 密閉できる容器で保存する
- 冷蔵庫よりも常温の冷暗所(20℃以下)がおすすめ
そしてもう一つ大事なのが、淹れる直前に豆を挽くこと。
粉にしてしまうと空気に触れる面積が増え、酸化が一気に進みます。
ミルを使って“挽きたて”にするだけで、香りの広がりがまったく違うんです。
「ハンドミルはちょっと面倒…」という方は、電動ミルでもOK。
音を聞きながら豆が挽けると、朝の時間がちょっと特別になりますよ。
② 水の質と温度を整えよう
次に大切なのが、コーヒーのベースになる水。
コーヒーの98%は水でできているので、実は豆よりも味に影響します。
水の硬度で味が変わる
水には「硬水」と「軟水」がありますが、日本の水道水は基本的に軟水。
軟水は苦味が出にくく、まろやかな味になりやすいのが特徴です。
もし「味が薄い」と感じる場合は、ミネラルウォーターの中でも中硬水を試すのもおすすめです。
お湯の温度は“豆の焙煎度”で変える
コーヒーを淹れるとき、多くの人が「とりあえず熱湯」で注ぎがちですが、実は温度が味の決め手になります。
- 浅煎り豆 → 90〜92℃(酸味を生かす)
- 中煎り豆 → 88〜90℃(バランス重視)
- 深煎り豆 → 85〜88℃(苦味をまろやかに)
温度が高すぎると苦味が強くなり、低すぎると酸味が前に出ます。
最初は90℃前後を基準に、味の変化を楽しんでみてください。
温度計がなくても大丈夫。
沸騰したお湯をポットに移して30秒待つだけで、ちょうど90℃前後になります。
③ 器具を清潔に保とう
最後のポイントは、意外と見落としがちな器具の清潔さです。
前回のコーヒーの油分が残っていると、酸化して雑味の原因になります。
おいしさを保つための簡単メンテナンス
- 毎回、ぬるま湯ですすぐ
- 週に1回は中性洗剤や重曹で洗う
- ペーパーフィルターをセットする前に、お湯で軽く器具を温める
特にプラスチック製のドリッパーは、においが残りやすいので要注意。
器具が清潔だと、豆本来の香りがよりクリアに感じられます。
また、お湯であらかじめカップやサーバーを温めておくと、抽出中の温度が安定して味がまろやかになります。
☕ まとめ:おいしさは“淹れる前”に決まる
おうちコーヒーをおいしくするために、特別な技術や高価な器具は必要ありません。
今日からできる3つのポイントを意識してみてください。
- 豆の鮮度を大事にする
- 水の質と温度を整える
- 器具を清潔に保つ
この3つを意識するだけで、同じ豆でも驚くほど味が変わります。
そして、その一杯はきっと“いつもの朝”を少し特別な時間にしてくれるはずです。
🌿 次回予告
次の記事では、
「ドリップ初心者でも失敗しない!おうちハンドドリップの基本」
を紹介します。お楽しみに!


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